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19年と6ヶ月

神戸
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前任者の方からNHK文化センター神戸教室(現称)のバリ舞踊講座を引き継いだのは2000年4月のことでした。

1998年3月に「(インドネシアの物価が急上昇し医薬品や新生児向けのミルクがなくなる状況でした)これ以上下宿先に迷惑をかけてはいけない」と日本へ帰国。日本の暮らしに馴れないまま4月に大学院へ復学。5月に32年間にわたって大統領の座にあったスハルト大統領が退陣しました。

スハルト大統領が退陣するまでの毎日は、大学院の学食でハラハラしながら、テレビが伝えるインドネシア情勢を観る毎日でした。

今と違い、インターネットはそれほど普及していなかったからです。


馴染めない日本で学生生活を送る毎日でしたが、翌年1999年には足を怪我ししばらく歩けませんでした。そして同年は未曾有の就職氷河期でもありました。

「いったい私はこれからどうすればよいのだろう?」と途方に暮れながら大学院を修了したことを思いだします。


そんな時に突然「NHK文化センター神戸教室のバリ舞踊講座を引き継ぎませんか?」とお話をいただきました。私は当時バリ舞踊を教えた経験もなく不安でしたが、「バリ舞踊を一緒に踊る仲間が増える!!」の気持ちに抗うことはできず、不安と期待が混ざた気分で引き継ぎさせていただきました。2000年4月のことでした。


それから2019年9月23日(月)に至るまで、あっという間に時間は流れたように感じます。気づけば19年と6ヶ月が経っていました。受講生のみなさんと一緒にお稽古をしたことはもちろん、いろんな場で受講生のみなさんと踊りを披露したことも良い思い出です。


受講生のみなさん、NHK文化センター神戸教室スタッフのみなさんへ深く御礼申し上げます。たいへんありがとうございました。